re:Invent 期間中の開発者向けのアップデートを話してきました #cmregrowth #reinvent
#cmregrowth で re:Invent 期間中に発表された開発者向けのアップデートをまとめて話してきました。
はじめに
こんばんは、CX事業本部 MAD事業部 の 田中孝明 です。
CM re:Growth 2021 Online で re:Invent 期間中の開発者向けのアップデートをまとめた内容を話してきました。
資料
公式SDKの対応言語
- alpha 版として公開されていた Swift / Kotlin / Rust が Developer Preview に
- まだ、プロダクション環境で投入するのは厳しいが、フィードバックを募る事で正式リリースまでもう一歩の状態
Amazon CloudWatch RUM
me さんがブログを書いてくれていました
クライアント側の問題を Cloud Watch でモニタリング
- クライアント側の問題をほぼリアルタイムでモニタリングする
- アプリケーションのパフォーマンス、地域、HTTPエラーなどをダッシュボードで可視化
- パフォーマンスの異常、エラーの数を検知
- ページの読み込み手順などを確認
エラーに対する正確な測定が可能に
- 多くのユーザーはエラーが出ても報告しない
- 離脱するのが大半
- エラーの影響のあるユーザー数を正確に把握する
- 特定のステークホルダーが「みんなが困っているから早く直して」などの問題に対処
- ISSUE対応の優先順位を決める指標になる
Amazon CloudWatch Evidently
小倉功一 さんがブログを書いてくれていました
フィーチャーフラグの管理やA/Bテストの実行を支援
- デフォルト含め、 5つまで Feature Variations を追加できる
- それぞれで何%ずつのトラフィックを捌くかを設定する
- Variations のタイプは Boolean / Double / Long / String が設定できる
- 設定した Variations はアプリから呼んで表示の制御を行う
Amazon CloudWatch Metrics Insights (Preview)
Metrics に対する大規模なクエリ
- メトリクスを大規模にクエリすることが可能に
- ビルド済みのサンプルクエリを選択可能
- クエリビルダーを使って独自のクエリを作成可能
- Metrics Insights クエリには ORDERBY が使えるので、大量のデータの中から CPU を消費している上位のインスタンスを調べることが可能
VPC Lambda が ENI ID を出力するように
岩田智哉 さんがブログを書いてくれていました
ENI が承認済みの Lambda からのみ利用されているか
- サブネットとセキュリティグループの組み合わせによって Lambda が ENI を共有利用する (IPアドレス使用量の節約)
- 今回のアップデートで、ある ENI が承認済の Lambda からのみ利用されていることを証跡 (CloudTrail) に残せる
- Athena で ENI と Lambda の組み合わせをクエリできる
まとめ
- メジャーなアップデートは少なめだが、次のアクションに備えた地道なアップデート群が来た
- 大量のデータやログと如何に向き合っていくのか
- パスから導き出された今後(来年?)に期待